日蓮が胸の間は諸仏入定(にゅうじょう)の処なり
口中は正覚の砌(みぎり)なるべし
南条兵衛七郎殿御返事(昭和定本 1884)
日蓮が胸の間は諸仏入定(にゅうじょう)の処なり
口中は正覚の砌(みぎり)なるべし
南条兵衛七郎殿御返事(昭和定本 1884)
日蓮がたましいは
南無妙法蓮華経にすぎたるはなし
経王殿御返事(昭和定本 751)
険しき山 悪しき道 杖をつきぬれば
たおれず 南無妙法蓮華経は
死出(しで)の山にて 杖柱となり給え
弥源太殿御返事(昭和定本 806)
異体同心なれば万事を成し
同体異心なれば諸事叶(かな)うことなし
異体同心事(昭和定本 829)
根ふかければ枝さかえ
源(みなもと)遠ければ流れ長し
四条金吾殿御返事(昭和定本 1666)
吹く風もゆるぐ木草(きぐさ)も流るる 水の音までも
此(この)山には妙法の五字を
唱えずということなし
波木井殿御書(昭和定本 1931)
鳥と虫とはなけども涙おちず
日蓮はなかねども 涙ひまなし
諸法実相抄(昭和定本 728)
あたたかなる夫(おっと)をば懐きて臥(ふ)せども
こごえたる母の足を
あたたむる女房はなし
刑部左衛門尉女房御返事(昭和定本 1804)
人の寿命は無常なり
出づる気(いき)は入る 気(いき)を待つ事なし
風の前の露 尚(なお) 譬(たとえ)にあらず
妙法尼御前御返事(昭和定本 1535)
我れ日本の柱とならむ
我れ日本の眼目とならむ
我れ日本の大船とならむ
開目抄(昭和定本 601)